🏠家作り👪人作り

家や家族のダイアリーや仕事や諸々…感情の赴くままに。

命の選択

今日、あるPatientへ治療選択の話がありました。


その夜、消灯もとっくに過ぎた静まりかえった中、ナースコールがなりました。


眠れないと。


しばらく彼のベッドサイトにしゃがみ、頷きながら傾聴していました。


本人の意志としては、延命をしない。


命ある限りだと。


自分の命は自分が決める。


1番楽と思うのは、自分が好きなようにすることだと。


昔から考えていて、妻にも一度その話はしているが、息子にはしていない。


今後、その意志を変更するつもりはない。


QOLと尊厳をもって最期に臨む尊厳死


ターミナルケアとなる。


ここは基本、治療をするところなので、ターミナルとなると、別の準備をしなくてはいけなく、家族への同意も得なくてはいけません。


今までの経験で…意識のない、自分の意志ではなく、ただ生かされているような患者さん達もたくさん見てきました。


医学の進歩は素晴らしい。


だけど、それは、ある意味、誤った別の方向で使われるなら、その人らしく…ではなく、過酷な人生を強いられることさえあります。


まだ、意識ある人、自分の意志を伝えられるうちは良いのかもしれません。


だけど、それはそれで覚悟がいるのも事実です。


自分の人生に幕を下ろさなければならない時、それはどれほどの覚悟がいるのでしょう…


どれだけの人生を歩んできたかで違うと思いますが…


私には、まだわからない。
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