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田中角栄元首相編3️⃣

頂点を極めた角栄氏の悟りです。



🤔人生50歳までが勝負


角栄氏は、50歳を目標に自分の政治人生が決まると考えていたそうです。


50歳を越えるところで大きな曲がり角に立つという。


政治家に限らず会社員も、定年を見据えると、50歳辺りで自分が重役になれるかどうか、概ね見えてくるという。


別に重役になろうが部長止まりだろうが、人生の幸福度には、なんら関係はないけど、この軍配が人生の曲がり角らしい。


女性は、お肌の曲がり角。


あ、話しを折ってしまいました💧


戻ります。


50歳の大きな曲がり角に向けて、ありとあらゆる努力をし泥水も飲んだとあります。


泥水を飲む…
どれだけ苦しい世界なのか想像を絶します。


そして異例の44歳という若さで、大蔵大臣に就任した時、50歳での目標がぼんやり見えてきた。


天下取りだ‼️


そして54歳で目標点に達したわけです。


○何のために政治をやっているのか
○何ができるのか


軽々しく「総理になりたい」など間違っても口にするなと。


50歳を目安に、とにかく、ひたすら勉強、努力するっきゃない。
そういうなかで自然に風格も人脈もできてくる。
上へいくヤツは、そのあたりで決まるのだ。


これは「出世」への野望を抱く男性の世界観なんだと思います。女は、そこまでの出世願望はありませんから。


でも、女性からみても、カッコいい生き方です。



🤔相談に来い


仕事、私生活で行き詰まり自分1人の力ではお手上げ状態、そんな切羽詰まった部下を前にして


さて上司は何ができるか?


知恵、秘訣、抜け道を教えられる能力があるかどうか。


こんなことも上司の能力として判断されるのですね。


ここでの抜け道とは獣道のことらしいです。そうですよね。人が通らない道を行かなければいけないのですから。


山や森で動物が通ることで自然に作られた獣道は、人が迷っても、この道を見つけられれば人里に出られ命が助かるのです。


政界では、選挙のカネが足りない、スキャンダルにはまり込んだとして、派閥の親分、親しい議員に相談しても、埒が明かない。


そんな万事休すの時、議員の多くが「困ったときの角頼み」だったそう。


本来、頼まれことが好きな角栄氏。


SOSの電話、手紙が来ると「よし、わかった、相談に来い!」となる。


行き詰まり打開のために、どこをどう押せば前進するのか極秘ノウハウを伝授していたとか。


多くが、やはり女性スキャンダル。
エリート好きな女性の誘惑に負けたんでしょうね。


本当に困った相手は敵味方関係なく物心両面で示唆と援助を惜しまなかったそうです。


こうして敵を味方にすることで城を増やしていき、まさに豊臣秀吉の手法に似ています。



🤔結局、努力、勉強


角栄氏は運命論も言っていた。


「私も初めは政治家になるとは思っていなかった。
日曜日に魚釣りに行って、あ~川の流れが綺麗だし、景色もまた良い。気に入ったので、ついに住まいをそこに構え魚屋になってしまった。
そんな感じで政治家になってしまった」と。


「議員というものは努力、勉強をすれば、大臣、幹事長まではなれる。
しかし総理総裁となるとそういうわけにはいかない。それは運による。
まぁ、人の一生は運かもしれない。
結局、努力、勉強だ。こうしたものが運を捉えるキッカケになる。
その上で運を変えてみせるという気概も不可欠だ。
私は腐った橋を渡っても、橋は自分が渡った後で落ちると信じてきた部分がある。
強運・ツキというものは努力、勉強の積み重ねの中で、ある程度手繰り寄せられるものなのだ」
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努力なくして、運が良いとか悪いとかは論外ということですね。


たくさんのことを教えて頂きました。


この本に出会えて良かった。
同僚に感謝です。


明日返さなくっちゃ😊