身長の話し(続)
身長が伸びるとは?
骨の成長です。
では骨はどうやって伸びていくのでしょうか?
骨端線と言われる骨の端にある軟骨部分で骨は成長して伸びます。
骨端線にある軟骨部分では
新しい骨を作る「骨芽細胞」と
古い骨を溶かして壊す「破骨細胞」の2種類の細胞があります。
思春期は骨芽細胞の働きが一番活発な時期です。
骨芽細胞の活動で作られた軟骨に
少しずつカルシウムやリンなどのミネラルが吸着することで
軟骨が固い骨に変わっていきます。
骨端線は通称「成長線」とも呼ばれ
身長を伸ばすための伸びしろです。
これがあるうちに、しっかりとした栄養と『成長ホルモン』を分泌させ
骨端線内の骨芽細胞の活動をサポートすることが、身長を伸ばすカギになります。
X線では、骨は白く軟骨部分は黒く写りますので
小児科などで、骨端線が開いている状態か、閉じてしまっているのかを
確認することもできます。
子供の身体から大人の身体に成長すると
ホルモンの影響で、骨端線は、自然と閉じて消滅してしまいます。
骨端線の役目が終わってしまい、完了を意味します。
なので身長を伸ばすには、骨端線があるうちにサポートをしましょう。
また次回へ続く...