リンゴ🍎
お題のピザでなくリンゴのお話しです🍎
お歳暮の時期になると思い出します。
北九州に住む実父から毎年送られていたリンゴ🍎
信州産で蜜入り😋
実父は航空自衛隊を定年退職してから、他の仕事に就き、趣味、家のことを細々としていたようです。
なんでも嫌なことは突然くる。
姉からの突然の気になる連絡。
父が入院した。連絡欲しい。
弟が急遽呼ばれ病状説明を受けたとのこと。
病名と余命宣告されていたようだったけど、私には言わなかった。
余計な心配をさせまいとの配慮だったんだろう。
言わない理由は、わかってる。
遠方であることと、3人姉弟真ん中の私、事情があって実母の妹宅の子供になっちゃったから…かな。
姉は「行くな」と泣いたけど、私は「行く」と行って 行ったらしい。
3才の決断。全く覚えてないけど😅
それがトラウマとなって苦しんだ時期もありましたが、もう過ぎたこと。
病名は簡単に言ったものの、いろいろ聞いても、最後まで本当のことを言わなかった。
職業柄口がかたい弟。ごまかすのも大変だっただろう😅
急性骨髄性白血病 余命1ヶ月 だったと後で知った。
本人にも告知され、乱れることなく冷静に受け止めていたようでした。
気分が良い日は自宅に外出し、身の回りの整理と私達に手渡す物を完成させていたようです。
姉の親友には九大病院の医師がいますが、父は産業医大病院の為、一切口出しせず、長男である弟に任せていました。
お見舞いに行く際、病気平癒のお寺を事前に調べお祈りして行きました。
私から言わせれば、私達は 自分で生きているのではなく生かされている存在ではないかと。
どんなに医療が進歩して推測はしても、人の寿命は誰にもわからないし神様にしか わからないと思ってます。
だからお願いするしかなかった。
父を もう少し長く生かせてもらえないかと。
北九州までの道のりの途中、久留米市の永勝寺。別名 もみじ寺
日本三大薬師の一つで天武天皇が皇后様の病気平癒を祈願して薬師寺を建立されました。
ただ整備された有名な観光名所的な賑わいはなく、ひっそりと静かに建ってる感じ。
なんの商売目的もなく純粋に祈るだけのお寺なんで、お守りもなにも無い😅
だから写真を撮って父に見せながら談話室で いろいろ話しました。
「たくさんの神様がいて たくさん祈ってきたから大丈夫よ」って。
十何年ぶりの再会に、とても喜んでくれました。
それから1ヶ月半後、父は旅立ちました。
余命宣告から2ヶ月の命でした。
神様…1ヶ月も 長く生かせて頂き、ありがとうございました。
四十九日法要が終わると、父がコツコツ書いていた「自分史」を弟から手渡されました。
製本にしてお宝にしています。
涙が枯れることはありませんが、自衛隊のこと極秘情報やら、単身赴任の時の快適で楽しかったこととか、子供が生まれ子供手当てで、自分の趣味の尺八を買ったこととか😆
それから、どれくらい過ぎた時だっただろう…
父からいつものリンゴが郵便局から届いたんです。
さすがにビックリ😱住所も名前も間違いない。
まさか生還‼️一度は行ってみたけど、やっぱ気が変わって帰ってきた⁉️
いやいや、予約していたようです。
それが届いたんですね。
それから弟が父を引き継いで、同じ林檎を送ってくれるようになりました。
チャンチャン リンゴ🍎の話しでした😊
次は林檎の話し。