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大切な歯

先日、娘が抜歯しました🦷


10才の時に転んで、生えたての前歯の永久歯2本、根こそぎスッポリ抜け、再殖してもらった歯でした。


歯は体と同じく、年齢と共に成長していきますが、一度抜けた歯は神経が遮断された時点で成長が止まってしまいます。


発育の途中でそうなってしまうと、徐々に周りの歯とのバランスが崩れてしまうのです。


前歯は事故の時の10才の歯で、周りの歯は、実年齢の歯。


見栄え良くありませんが、成長の途中では、それに応じた処置にも限界がありました。


やっと成長が落ち着いたので、本格的な矯正やインプラントに進めるようになったのです。


歯と骨(上あご、下あご)は、くっ付いてますが、不思議ですよね。


ちゃんとお互いを尊重し合って、骨が歯へ、歯が骨へ進出することなく存在しています。


歯には歯根膜と言う膜があって、その膜が歯を守ってくれています。


上あご、下あごに歯根が、やや軟らかい骨の中に埋まって存在しています。


歯が骨に植わっている状態は、釘が板に打ち付けられているのに似ていると表現されています。


また、歯根膜は家で例えるならフェンスや表札の役割でしょうか。
それがあるが為に骨は「ここから先は歯さんのお宅ですね」と、認識して侵入しないのです。


しかし、歯根膜がないと、その境界線がわからなくなるので、骨が歯に浸潤し骨化してしまうのです。


娘の歯が抜けた時、私は大失敗をしてしまいました。


歯医者へ、ティッシュに歯を包み持って行ったのです。
それで歯根膜が死んでしまったのです。


再植してもらいましたが、膜のない歯を、上あごは骨化していきました。


おかげで頑丈な歯になったね。と冗談交じりで言うものの、悲しい現実。


10年耐えて、やっと抜いて、これから治療開始できるのです。


永久歯が抜けたなら、必ず「牛乳」に付けた状態で病院へ。


悔やんでも悔やみきれない あの日。

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ゴールデンウィークで出かけた時。正常な永久歯で笑う最後の写真。


もし、時間が戻れるなら、この日に戻って欲しいです💧