治療薬開始
昨日は、息子、久しぶりの登校日でした。
このまま4月6日まで春休みに突入で、部活は3月31日まで完全休暇。
国の方針も延長ですから。
体力、能力共に⤵️が心配です。
どんなにどしゃぶりの雨でも、厳しい暑さ寒さでも、休みになることはなかったのに…
試合見れないから、YouTubeで、過去の試合を見ています。
でも、過去の栄光に浸っていても何の意味もない…
今の現状をどうやって過ごすかが大事ですね。
学校から渡されてました。
まさに、自己管理を問われます。
日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長、新型コロナウイルスに感染されたと発表がありました。
行動歴も、世界での活動、会議同席者にも感染の報告があったとか💧
そんな中、厚生労働省は、一部の医療機関で3つの薬の使用・研究を開始したことを明らかにしました。
今まで使われている既存の薬の応用です。
それは、アビガン カレトラ レムデシビル の3つの薬です。
現時点では、最も有望な薬と期待されています。
⭐アビガン
抗インフルエンザ薬。
富士フイルム富山化学が開発し、2014年に製造、販売の承認済み。
これは、国が新型インフルエンザの流行に備えて備蓄する特殊な治療薬で一般に流通はしていません。
現時点で国は200万人分の備蓄を持っていてタミフルなど既存のインフルエンザ治療薬が効かないような新型インフルエンザウイルスが流行した時に、初めて国が投与開始を検討するという刺客的な薬です。
アビガンは、ウイルスを増殖させる酵素を阻害する仕組みがあり、これが新型コロナウイルスにも適用できると期待されています。
実際、すでに患者さんに使われ、藤田医科大学が2月22日から臨床研究を進めています。
⭐カレトラ
抗HIV薬で2000年にエイズの治療薬として承認済み。
ウイルスの増殖を抑える薬で、かつてはSARSやMERSに有効ではないか、と言われていました。
そうしたこともあり、今回すぐに中国で臨床試験がスタートしました。
日本でも患者さんに十分な説明と同意が得られた場合に使われています。
注意点としては、HIVの有無を調べてから使うことになります。
HIVに対して、薬が効かなくなったり、効きにくくなったりするリスクがある為です。
⭐レムデシビル
エボラ出血熱の治療薬。
ウイルス増殖の抑制効果のあることが武漢ウイルス研究所の報告でわかりました。
アメリカでは、最初にコロナウイルスに感染した人にこれを投与して回復したそうです。
製薬会社はギリアド。4月には結果を出すと発表しています。
⭐ぜんそくの薬も有効
この3種以外にもぜんそく治療の薬が役立ったという報告があります。
それは吸入用のステロイド薬シクレソニドです。
新型コロナウイルスによる肺炎患者さんの症状改善に役立ったと、日本感染症学会が神奈川県の病院の症例を報告しています。
国立感染症研究所は、肺の炎症を抑える効果が期待できるのではないかと。
ただ症例が少ないので、これからさらにみていく必要があります。
⭐新薬開発は?
武田薬品工業は、先週、治療薬の開発を始めたと発表し、順調に進めば最速で9ヶ月後の市場投入を目指すとしています。
新型コロナウイルに感染して回復した人の血液から抗体を採取して新薬をつくるということ。
既存の治療薬の応用ではなく、新規開発を表明したのは大手製薬の中で武田薬品が初めてです。
他会社で、ワクチン開発も発表されています。
治療薬、ワクチンが開発されたら、新型コロナウイルスが、インフルエンザ程度の存在となり得ることを願います。